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福知山脱線事故から15年 再発防止のために私たちができるたった2つのこと

こんにちは。しゅーさっくです。
2015年4月25日に発生したJR西日本・福知山脱線事故、運転士と乗客107人が死亡、
562人が負傷するという未曽有の大惨事からから丸15年が経ちました。

私たちの記憶は過去の経験を少しずつ消し去ろうとしますが、これは忘れてはならない経験の1つです。

今回改めて事故の原因に言及し、再発防止のために私たちができることを考えました。

当時の写真が掲載されたTwitterの投稿を以下に引用します。

福知山脱線事故はなぜ起きたのか

この人的災害が起きた原因は以下にあると考えます。

  • 安全装置の不整備
  • 会社の過剰なサービス精神
  • 利用者の過剰なサービス要求

安全装置の不整備

電車も自動車と同じく人が運転するものですから人的ミスが起きる可能性は常にあります。

また、事故を未然に防ぐためには自然災害など突発的な事態に対処できる必要もあります。そこで重要になってくるのが安全装置の存在。

福知山脱線事故でも、事故現場となったカーブにATS(自動列車停止装置)が設置されていなかったことが大きな争点となりました。

結果論ではありますが、もしこの整備が整っていれば事故は未然に防げたかもしれません。

この事故を受けて会社側は対策を進めました。当該事故区間を含めたATS装置の配備、ホーム柵の設置など、JR西日本は毎年1000億円前後の安全投資を行って事故を防ぐ環境を整えました。

その成果は数字でも表れ、同社の鉄道運転事故件数は事故発生当時の2005年度には133件、それが2018年度は58件と大幅に減少しました。

また、JR西日本は2014年に鉄道事業者で初めてとなる計画運休を実施、2018年に起きた台風の際にも同運休を実施し、世間から評価を受けていたことは記憶に新しいです。

会社の過剰なサービス精神

事故発生時、運転士は70km制限の線路を116kmで走行しました。この速度超過が事故発生の引き金となったことは言うまでもありません。

なぜ速度超過をしたのか。本人がなくなっている以上その真意は永久にわかりませんが、事故前に列車が遅延を発生させていることからその遅れを回復したいと考えたのは間違いないでしょう。

事故当時の通話記憶がTwitterにUPされていました。運転士がいかにパニック状態に陥っていたかがわかります。

当時JR西日本は同業他社に対抗し、少しでも早く運転するために秒刻みのダイヤ構成をとっていました。

時間に追われ、焦った時に正常な判断ができなくなるのは誰しも経験があると思います。

さらに運転士にプレッシャーをかけていたのがJR西日本の「日勤教育」。これは本来事故の再発防止が目的でしたが、その内容は、トイレ掃除や暴言を浴びせられるなど、懲罰的な教育だったそうです。

運転士もこの日勤教育の経験者、この経験が「乗客の安全」「定時運行」という会社要求との優先順位を取り違えさせてしまったのではないでしょうか。

鉄道各社の従業員の話では、直接的な日勤教育制度のようなものはないものの、そのような体質はまだ拭い去れてはいないとのことです。

会社側としても乗客という顧客の満足のためにも定時運行は守りたい、安全と定時運行のバランスは永遠の課題かもしれません。

利用者の過剰なサービス要求

会社が顧客の満足に答えようとする一方、顧客は会社のサービスを積極的に受けようとします。

電車に遅延が発生した時にがっかりした、いらだった人は少なくないでしょう。

この定時運行が当たり前という感覚が、会社が過剰なサービスを追い求める原因であるならば、私たちのこの感覚も事故と無縁とは言えない気がします。

安全装置という技術的なことや会社内部の方針はわからなくても、この感覚を見直すことは私たちにもできるかもしれません。

福知山脱線事故 再発防止のために私たちができること 「感謝すること」

利用者の過剰なサービス要求を少しずつでも改めていきたいと考えた時、まず私たちにできることは電車に感謝することではないでしょうか。

毎日利用しているとどうしても当たり前と思ってしまいがちなサービス。

でも電車ってすごいですよね。時間通りに来て時間通りに目的地に運んでくれる。

このサービスがもしなかったらと想像して、改めて電車の便利さに感謝の気持ちを持つことが大事だと思います。

福知山脱線事故 再発防止のために私たちができること 「許すこと」

この事故が起きたことを許すのではありません。

この事故はこれだけの犠牲者が出た以上生涯忘れるべきではないですし、何をしても許されるものではないと思います。

今の私たちにできる許すこと、それは鉄道会社がとる遅延や運休の措置に対してです。

鉄道会社も遅延や運休を行いたくて行っているわけではないはずです。できるならば定時運行に努めたい。

それでも乗客の安全を考えた場合に定時運行できない場合がある。

安全と定時運行のどちらを優先させるか、現場の人はその判断を常に迫られています。

遅延や運休が起きても、電車のプロフェッショナルが下した判断ならば仕方がない、尊重しようという私たち乗客の心の余裕が、長い目で見て福知山脱線事故のような大惨事を防ぐことにつながるのではないでしょうか。

福知山脱線事故 再発防止のために私たちができること まとめ

福知山脱線事故、この未曽有の大惨事を風化させないために15年経った今改めてその原因に言及し、乗客である私たちにできることを書いてきました。

毎日利用するものだからと当たり前のものと捉えず、日々感謝の気持ちをもってホームに立ちたいですね。

【参考文献】

福知山線脱線事故から15年、鉄道の「人的ミス」はなぜ起こるのか
JR西日本が2005年に起こし、107人もの犠牲者を出した福知山線脱線事故から15年がたつ。事故の原因を改めて振り返りつつ、この15年間で進歩したことと、まだ対策が不十分なことを整理してみたい。
JR福知山線・信楽高原鉄道…平成「列車」の事件事故、忘れてはならぬ教訓
平成の30年間余ではJR福知山線脱線事故や信楽高原鉄道事故など、多数の死者を出す列車事故が相次いだ。新幹線の車内では、凶器を持った男に襲われ乗客が殺害される事件も発生した。

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